今回は2009年に下部組織からトップデビューを果たしたバイエルン一筋のミュラー選手の紹介になります。
この記事ではミュラーのバイエルンでの経歴・プロフィール・プレースタイルと、最後に移籍の噂やバイエルンファン目線での今後について触れていきますのでお付き合いください。
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この記事でわかる主な項目はこちら
- 得意エリアとバイエルンでの役割
- プレースタイルや特徴
- 期待することや移籍の可能性
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プロフィール
基本情報
『ウィキペディア(Wikipedia)』
国籍 ドイツ 生年月日 1989年9月13日
出身 ヴァイルハイム 身長 186cm 体重 76kg 利き足 右 前所属 –
プレーエリア
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ミュラーのプレーエリアですが、ご覧のように攻撃的ポジションならどこでもこなせます。
特にバイエルンではポジションを固定で決めずに縦横無尽に動き回り、相手のフォーメーションの穴を突いたり、ファーストディフェンダーとしてチェイシングしたりポジションの概念に捉われないプレーをします。
プレースタイル
ミュラーと言えば特徴が少なく、掴み所の少ない選手の印象をよく持たれると思いますがミュラーの場合はその貢献度がぱっと見でわかりにくいのがその原因ですね。
と言うのもムバッペのようにスピードで違いを見せたり、メッシのようにドリブルで何人も抜いたりする選手ではなくボールを持っていない時の動きで違いを見せる選手だからです。
このオフザボールに特化したプレースタイルでバイエルンのようなビッククラブで何年もスタメンを確保しているプレーヤーになります。
オフザボールの質で違いを作る選手
まずミュラーの特徴はこれまでも触れてきたポジションがあってないようなオフザボールの動きの質です。
特にサッカーではボールを持ってない時間の方が圧倒的に長いので、このボールを持っていない時の動きをオフザボールと言います。
そこで違いを作れるということは、ボールを持ってない時間が長い競技において非常に武器になることになります。
では実際にどこがそんなに凄いのかと言うと、ミュラーの場合は動きを止めない、何度でも動き直すという事を試合中にずっと行います。
動きを止める選手はパスが飛んでこないとその場で止まって、その後の可能性を無くしてしまうのですがミュラーはその後も次の最適ポジションへと動きを繰り返します。
結果として神出鬼没だったりとか、いつも良いところにミュラーがいると言われるような選手になるのです。
嗅覚がとか、偶然良いところにいるなんて言われることもありますが、このような動きをやめない努力が結果として得点に結びつくわけですね。
最前列での守備の指揮官
次にミュラーの特徴としては最前線でディフェンスリーダーとしての動きです。
何度も走り直し、走る事をやめないミュラーの武器は攻撃のみならず守備にも貢献をします。
相手のディフェンスラインでのボール回しに何度もプレスをかける姿、その際に味方に次のディフェンスの指示を出す姿をバイエルンの試合を見ていると何度も目にします。
特に記憶に残っているのが20/21シーズンでの対シュツットガルト戦で遠藤航選手への危険プレーでデイビスが開始10分で退場になってからなんですが、なんと1人少ないにも関わらず4-0とバイエルンが勝利しその人数の穴を埋めたのがまさしくミュラーでした。運動量でももちろんですが、巧みに味方選手に指示を出し守備を機能させ、緊急にこの状態に対応して見せたのです。
試合後の両監督のコメントでも「バイエルンにはフィールドにコーチがいた」や「人数の有利をトーマスがいとも簡単に解決してしまった」といったコメントを残しているように現地ならではのコーチングが見れたのかも知れません。
コロナ禍でサポーターの応援がなかった時はミュラーだったりフィールドでリーダーになる選手の声はたくさん聞こえたのでプロの世界では声の助け合いがたくさん行われています。
まとめ
かがだったでしょうか。まとめるとミュラーの特徴はこちら
- オフザボールの動きの質が高い
- 前線からのディフェンス指揮官
- ポジションに捉われず相手チームの穴を狙える
バイエルンとの契約は2024年までありますね。コバチ監督時代はその不遇から移籍の噂こそありましたが、その後またポジションを確保して今でも重要なタスクをこなしているのでこのままバイエルン一筋で引退までいて欲しい気持ちが強いです。
特出した能力がないと言われる事の多いミュラーですが、もちろん止める蹴る、パスやシュートなどの基本能力は十分にハイレベルであることが前提のオフザボールに魅力の選手ではあります。
バイエルンでの今後としては、点取屋からアシストマシーンへと役割を変えておりレヴァンドフスキが不在の今シーズンも順調にアシストを記録しています。
プレースタイルやそのキャラクターからピットの中でも外でも存在感を放っており今後しばらく重要な役割を担っていくと思います。
後輩たちはこの動きをしっかりと吸収して欲しいですね。
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